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@takochuu のブログです。

DeNA開幕3試合目を見てきた

元々色々興味がある方で、特定の1つの趣味を長く続けることができないタイプなので、特定の趣味を持ち続けて追いかけ続けられる人は本当にすごいなと羨ましく思っていた。

強いて言えばゲームは好きだけど、1番好きなゲームは?と問われると言い淀んでしまう。
一番長くやったのはCounter-Strike1.6だろうけど、あれはゲーム自体が好きかというよりも一緒に遊んでいる人が好きだった。

昔はMMOも好きだったんだけど、単純にチャットとかした経験がなくてそれが楽しかったんだと思う。
要するに新しいモノ好きの飽き性だ。

そんな飽き性な僕がDeNAの開幕3試合目を見に行った。
勿論自発的にチケットを取ったわけではなく、嫁さんが抽選で当ててくれたのだ。

嫁さんは趣味がはっきりしていて、特定の趣味には湯水のようにお金を使っても大丈夫なタイプだ。
仕事も好きかどうかで大半選んでいる。

僕にとっての野球も、そんな好きなものの1つだった。
子供の頃は巨人が好きだったが、DeNAに転職してからDeNAのにわかファンだ。
DeNAに居た頃は同僚が好きだったから良く話していたが、2018年の成績もロクに知らないそんな程度のファンだ。

そんなファンが、久しぶりに浜スタで観戦してきた。
ウイングスタンドの最上段で見ていたのだが、後ろの家族連れの父親が大層な横浜ファンらしく、相手の中日をdisったり延々と昔の愚痴を言っていた。「他人が聞いてる前でこういうの本当に盛り下がるからやめてほしいな」と思いつつ多少イライラしながら見ていた。
展開は1回に梶谷の2点タイムリーで2点差にして、ジリジリ詰められ9回表まで同点。

そこに山崎康晃である。

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山崎の登板シーン

普段TVで見ている時は全く意識しないが、プロ野球選手の中にも「空気を変えられる奴」と「そうでない奴」がいることがわかった。
DeNAだと筒香と康晃が空気を変えられる奴だということはわかった。
筒香は言わずと知れた日本の4番を張っている横浜生え抜きのホームランバッターだ。この試合では敬遠もあり打ってなかったが、今シーズンも期待したい選手の一人だ。

そして康晃である。彼はDeNAになってからの生え抜き選手で、2015年の新人王だ。
抑えとしてコンスタントに60登板をこなすメチャクチャ優秀な抑えだ。例え他球団ファンだったとしてもこれは否定できないと思う。

同点の段階で康晃を出すのは本当に大丈夫なのかよ。と思いつつきっちり0封。
下位打線からだったので、この回で終わるかなぁ?なんて9回の裏を見ていたがこの頃には盛り上がりも最高潮になっていた。
腕組みしつつ見ていた僕もそうだ。

きっちり出塁して、最後は佐野恵太のサヨナラタイムリー。

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サヨナラ後集まるナイン

その瞬間、球場全体がエモ散らかしているような、なんかそんな同調するような感覚があった。
何回か野球は見たことがあるけど、サヨナラを目の前で見たのは始めてだった。正直めちゃ楽しかった。

ヒーローインタビューは康晃と佐野恵太だったのだが、一つの勝利という結果を目指して真剣にプレーすることにエースも代打も関係ない。そんな事を思わせてくれる、そんなヒーローインタビューだった。

もうちょっと球場に通ってみようかな。そう思った日だった。
チケットを当ててくれた嫁さんに感謝。

\横浜優勝!/