- 作者: 劉慈欣,立原透耶,大森望,光吉さくら,ワンチャイ
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2019/07/04
- メディア: 単行本
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このトゥギャッターを見て惹き込まれてしまったので、三体を買ってきて読んだ。
僕自身はSF小説とかは全然読まない方でジュール・ヴェルヌを子供の頃に読みました。という程度なのでSFについての考証とかそういうのは全然トレンドがわからない。
読後感としては、ボカっとなんかこう、感情を取っ払われてしまった。という感じ。
特に何かの人物に感情移入したわけでも、物語の筋書き自体にグッと惹き込まれたわけでもないんだけど。
人は自分が信じているものがあれば、それに対して善悪の彼岸なんてものはないと思うと同時に、それが瓦解した時に弱さが露呈するのかなー。なんてことを思った。
僕自身に対して小説を読むことの意味は、物事を通して自分の感じ方を見る事で自分がどういう人間なのかを確認する作業なのかもしれない。
三体自体は、なんかそんなSFと人間の思想と思考と行動をゴチャ混ぜにしたようなそんな小説だった。
読み始めてしまったので、2の日本語版が出たら買いたい。