foolish::log

@takochuu のブログです。

街場のアメリカ論を読んだ

街場の中国論を読んでいて、日本の対中関係の中にアメリカは密接に絡んでいるという事を知り、気になったので内田樹さんの街場のアメリカ論を読みました。
※日本の戦後民主主義は戦勝国のアメリカが持ってきたものなので、良く考えると当然の事なんだけど。

その中で、ココは面白いなーと思ったところがいくつか。
「アメリカは理想の現実が存在した唯一の国であり、その現実がこれ以上悪くならないように」設計されたシステムで成り立っているが、日本は「理想があり、それに向かってどのように良くしていくか」を主眼に設計されたシステムである。という段落は目からウロコで面白かった。

確かに、考えてみるならばその通りなのです。
※僕の知識が足りなくてそう判断するに至っている部分もあると思いますが

自分が何かのアクションをして物事を相手に伝えようとしている時に、相手が自分と同じロジックで思考していると思うのは危険だと思います。
粒度に依りますが同じカルチャーを共有しているのならばある程度は許されるのだけれど、そうでない時も勿論ある。
※他の本で例示されていた内容としては、スポーツをやる上で英国人は圧倒的実力差があった時に相手を叩き潰すように勝つのではなく、形を成して勝つそうです

自分が立っている土地を知るというのは、自分がどこに向かっていくのかを知るのと同じぐらい重要だということを感じています。