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@takochuu のブログです。

トランセンデンス

トランセンデンスがTSUTAYAでレンタル開始していたので借りてきた。

30代を目前に控えた成人男性の日曜夜を彩るには上々の映画である。
しかも三軒茶屋TSUTAYAは午前4時まで開いている。素晴らしい事この上ない。

内容についてはよくある「コンピューターが世界を支配する系」なのだが
優秀な科学者の脳をコンピューターに移植(?)した結果、そのコンピューターが行う出来事が善か悪かわからず畏怖する人間。
という構図で話は展開されていく。

ここで現実世界に目を向けてみると、やはり他人がやっていることが善であるか悪であるかなんて理解できないのだろう。
最終的にコンピューターが行っていた事は概ね善行だったのだが、そのコンピューターを破壊することによって話は帰結している。

何事もコントローラブルである事が我々にとっては重要なのだろうと認識できる映画だった。
SFで言うとココ最近で面白い方だったのでおすすめできる。

映画館で見たFURYは、プライペートライアンの方が良かった。

コウノドリは現代の子無し男性は是非読むべき


コウノドリという作品があります。

丁度まんが編集者の佐渡島さんのお話を聞いた直後だったので
「何かまんがを開拓してやろう」と思って大人買いしてきたのですが
これがまた非常に僕に刺さる。

産婦人科医を主人公にしたまんがで、産褥期における男性の無力さを思い知らされた感じ。
そんな中でも僕が「これは!」と思ったのは研修医がベテラン産婦人科医に
すべき報告をしなかったシーン。

「何もなかったから良かったじゃないですか」と言う研修医に対し

「僕らは判断ミスをすることはある。だけど判断をする過程でミスをしてはいけない」というベテラン産婦人科医。

イヤ、ホントそうなんですよね。
その後「何かあったらどうするの!」と女医が張り手するのですが
それぐらい本気で仕事やるべきだよなーと思い返す所が沢山ありました。

なかなかオススメですよ、コウノドリ

在るものが無くなるってことは

やはり寂しい事なんじゃないかと思うのです。

友人の悠平がこんなことfacebookに投稿していたから色々考えてしまった。
(ホームページを作る人のネタ帳のこの記事も久々に思い出した)

僕に血縁のある祖父母はもういないのだけれど
別れる時にその息子や娘である両親は僕の前なのにボロボロ泣いていたのを思い出す。

当時は全然理解出来なかったんだけど、親父が祖父に対して
最後に「お疲れ」と言ったのは彼なりの挨拶だったんじゃないかと思う。

そんなことを思っていると、全然弱音を吐かないタイプの母が
はじめて「2週間体調が優れません」というメールを送ってきた。

都内に住んでいるのであまり頻繁に実家に帰るわけではないんだけれど
何故か悪い予感がして次の日には実家に戻っていました。

なんか、20代の前半には全く意識していなかったような事が
一気に襲い掛かってくるような、そんな気がした出来事でした。
※母の体調はその後戻ったようです

持っているものとか、在ったものはいつかは無くなってしまうのかも
しれないのだけれど、その日が来た時に笑って送り出したり
送り出されるような、そんな風に生きていけたらと思います。

選択責任というお話

お久ぶりです。5月病?なにそれうめーの?という感じのたこちゅーです。

今回は「選択」についてのお話をしようと思います。

僕は人は細かい決定の上に成り立っていると思います。
自分のエピソードを話すと、僕は大学に行かないという選択をしているし
シェアハウスをしているし、エンジニアをしています。
その選択の良し悪しは置いといて、全て自分で選んだんだという意識が重要だと思います。

やはり人生なんて思い描いた通りにすんなり行かないんですよね。
小学校の時に描いた人生がすんなり行っていたら
僕は今頃スーツを着て海外を飛び回っていて、アメリカ大統領選に出馬している頃でしょうw

でも、思い描いたとおりに行っているかどうかは別として
楽しく人生を送れています。

昔を思い出すとクソみたいに怒られたりとか、理不尽な事なんて尽きないんだけど
結局全部自分で選んできたことなんですよね。

だから、そういう時にきちんと逃げ出さないで受け入れる。
その上でどうするかを考える。それって凄く重要な事なんじゃないかなと思うんです。
自分に対して言い訳をしても余り意味はないと思うんです。
反省は尽きないんだけど、後悔はしないように生きて行きたいものです。

チャラチャラしているそんなエゴイスティックな僕を受け入れてくれている
みんなにはとても感謝しています。
ありがとうございます。
これからも状況を楽しめるような男であれればいいなと思っています。

オレがやります!という言葉

同居人の晋太朗の机に「重版出来!」という
面白そうな本が置いてあったので勝手に手にとって読んでみました。
※晋太朗、ありがとう!

柔道の道を怪我で諦めた女の子が主人公。
明るく溌剌としていて、編集部のホープ的な立ち位置の彼女。
それを隣の芝は青いという感じで見ている営業の男性。

物語の本筋は置いておいて、その営業の男性に感情移入してしまいました。
それは何故かというと「エースではない」という点。

誰から見てもわかるエースっているものです。
それに対してそうではない人が大半ですし、僕もそうではない側だと思っています。

みんな「仕事」という枠が与えられて、「タスク」という単位に分解して
それを必死で余裕もなくやっている。
そんな時に腐ってたはずのその子が「オレがやります!」といってオーバーヘッドする。
そのシーンがすごく印象的でした。

やっぱり出来たかどうかなんて終わってみないとわからないし
自分がどうとか相手がどうとか将来の目標とか置いといて
目の前の事をオレがやります!と言ってやりきる。
そんな気概を持ちたいなと改めて思いました。


Honda ホンダ 「負けるもんか(プロダクト)」篇 CM - YouTube
どこまで行っても凡人だしいつもはヘラヘラしているけど、負けるもんか!と、思うのです。

重版出来についての晋太朗のエントリはコチラから